先輩たちの進路事例

不登校を経験した子どもたちが、
通信制高校を経て、どんな道を歩んでいるか

「うちの子は将来どうなるの?」
その不安に、先輩たちの実例がヒントをくれるかもしれません

📊 進路の実態

通信制高校卒業生の進路内訳

通信制高校を卒業した生徒の多くが、大学や専門学校への進学、就職など、それぞれの目標に向けて多様な道を選択しています。

  • 進学率が年々上昇: 大学等(約25%)、専門学校等(約28%)で、半数以上が進学を選んでいます。
  • 多様なキャリア: IT専門コース等から直接就職(約20%)や起業されるケースも増加中。

出典:文部科学省「学校基本調査」(令和5年度) / 最終確認日:2026年5月

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大学進学BeforeAfter
大学進学 🌅 朝起きられない 🛡️ 慎重型・感覚過敏

朝起きられず不登校 → 通信制高校 → MARCH合格

中学2-3年 不登校

不登校の状況

中学2年の秋から朝起きられなくなり、遅刻・欠席が増加。 保護者も本人も「頑張って起きなければ」と思っていたが、 体が動かず、結果的に不登校に。

当時の気持ち

「このままで高校に行けるのか」「将来どうなるのか」と不安だった

高校1-3年 通信制高校

通信制高校での3年間

選んだ学校

登校頻度が選べる通信制高校(週1コースからスタート)

最初は週1回の登校からスタート。 「行けない日があっても大丈夫」という安心感が、 かえって登校意欲につながった。

  • 高1: 週1回登校、映像授業で自学
  • 高2: 週2回に増やす、プログラミングに興味
  • 高3: 週3回通学、担任と進路相談

転機

高2でプログラミングに興味を持ち、独学で勉強を開始。「これを大学で学びたい」と目標ができた。

卒業後 大学生

現在

進学先

MARCH(明治・青山・立教・中央・法政)の一つ、情報学部

通信制高校の指定校推薦枠を利用

大学では週5日通学し、プログラミングサークルにも所属。 朝も起きられるようになった。

本人の声

「中学の時は『自分はダメだ』と思っていたけど、通信制高校で自分のペースで学べたことで自信を取り戻せた。今は毎日大学に通えているし、朝も起きられるようになった」

保護者の声

「あの時は『この子の将来は...』と真っ暗でしたが、通信制高校という選択肢があったおかげで、道が開けました。週5登校だけが正解じゃないと気づけて良かった」

この事例に近いお子さんの特徴と解決パターン

朝起きられない状態に対し、無理に起こして登校させるのではなく、「自分のペースで通える安心感」を優先。まずは週1〜2日の登校からスタートし、自信回復に合わせて通学日数を増やすアプローチが有効です。

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専門学校BeforeAfter
専門学校 📚 勉強苦手 🎨 創造型

勉強が苦手 → 通信制高校でデザインに出会う → Webデザイナー

中学3年 学習困難

中学時代の状況

勉強への集中が続かず、テストの成績も低迷。授業についていけなくなり自信を喪失した状態。

当時の気持ち

「勉強もできないし、将来就職できる仕事なんてあるのだろうか」と親子で悲観していた

高校1-3年 通信制高校

通信制高校での3年間

選んだ学校

デジタルクリエイティブが学べるコースがある通信制高校

一般的な五教科の授業のほか、PhotoshopやHTMLなどの授業を選択。自分の手でモノを作る楽しさに目覚める。

転機

高校2年時に作成したポスターが校内コンペで金賞を受賞し、「デザインを仕事にしたい」という強い意志を持つ。

卒業後 デザイナー

現在

進学・就業先

Webデザイン専門学校 ➡ 制作会社Webデザイナー

専門学校を卒業し、現在は都内のデザイン会社にWebデザイナーとして勤務。得意なクリエイティブスキルを活かして活躍中。

本人の声

「勉強は嫌いだったけど、デザインには没頭できました。無理に五教科の受験勉強をするのではなく、好きなことを早くから見つけて磨けたのが良かったです」

この事例に近いお子さんの特徴と解決パターン

勉強に遅れがあって自信を失っている場合は、画一的な五教科の受験勉強を強いるよりも、「本人の興味がある専門分野」(デザインやITなど)を見つけて早くから伸ばすアプローチが、自己肯定感の回復に最も効果的です。

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IT就職BeforeAfter
就職 🧩 発達特性 🔧 実践型

発達特性グレーゾーン → 個別サポート校 → IT企業就職

中学2年 集団困難

中学時代の状況

感覚過敏やこだわりがあり、大人数の集団生活に馴染めずストレスから体調を崩すことが多かった。

当時の気持ち

「集団行動ができない自分は、将来働くこともできないのでは」という強い不安を感じていた

高校1-3年 サポート校

通信制高校・サポート校での3年間

選んだ学校

個別フォローの充実したサポート校(マイペース通学コース)

静かでブースが仕切られた自習スペースを活用。自分の脳の特性(視覚優位)に合わせた自学で効率よく知識を蓄積。

転機

担任のスクールカウンセラーと定期的に面談し、自分の得意・不得意の傾向を客観的に自己理解したこと。

卒業後 就職

現在

就業先

IT企業(データエントリー・プログラミング支援職)

特性を活かせるIT関連の技術職として就職。自分の作業に集中できる環境で働き、評価されている。

本人の声

「学校の先生が、僕の得意なデータ整理の才能を褒めてくれたのが自信になりました。弱点を克服しようと頑張るより、強みを伸ばせる環境を選ぶ大切さを知りました」

保護者の声

「特性を否定されることなく、『これがこの子の個性であり強み』と受け止めてくださる先生方に救われました。子供もイライラが減り、前向きな自立ができました」

この事例に近いお子さんの特徴と解決パターン

感覚過敏や特性があり大勢の集団行動がストレスになる場合は、弱点を克服しようと無理をさせるよりも、「仕切りのある個別ブース」や「手厚いカウンセリング」のある安全な居場所で、本人の強みを伸ばすアプローチが効果的です。

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フリーランスBeforeAfter
起業・フリーランス 👥 人間関係 🎨 創造型

人間関係で不登校 → 自由度の高い通信制高校 → フリーランス

中学1-3年 いじめ・不登校

中学時代の状況

人間関係のいじめや集団での軋轢から不登校に。人の視線が気になり外出も困難な時期があった。

当時の気持ち

「他人が怖くて外に出ることもできない。このまま人生が終わるのではないか」と真っ暗だった

高校1-3年 通信制高校

通信制高校での3年間

選んだ学校

ほぼ在宅でネット学習が完結するオンライン特化型通信制高校

他者との直接的な接触を避け、自室からオンライン講義やレポート提出を進める。空いた時間で動画編集やSNS発信の学習を開始。

転機

自分の制作した動画が外部案件として初めて受注され、「学校という組織に属さずとも社会に価値を提供できる」と気付いたこと。

卒業後 フリーランス

現在

現在の仕事

フリーランス動画クリエイター・起業

複数の企業から映像編集案件を請け負う個人事業主として活動。自分の部屋で自分の裁量で働けるスタイルを確立。

本人の声

「無理に教室に通い、他人に合わせようとしていたら今の自分はありません。オンラインで自分の時間を多く確保できたからこそ、実戦的な技術を習得できました」

この事例に近いお子さんの特徴と解決パターン

人間関係のトラブルから他人を避けてしまう状態の時は、登校を義務化せず、「他者との接触がないオンライン中心」の学習環境を用意。自分の部屋で安全に自分の時間とスキルを高めるアプローチが自己回復につながります。

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