通信制高校は、一言でいうと「毎日決まった時間に登校することを前提にせず、レポート提出・スクーリング・試験を組み合わせて高校卒業を目指す仕組みの高校」です。自分のペースで学習スケジュールを組めるのが最大の特徴であり、近年では多様なニーズに応える教育の場として注目されています。

※全日制との違いと、通信制ならではの柔軟な学び方
通信制高校は、教室での授業中心の全日制高校や、主に夜間等に通う定時制高校と違って、自分のペースで学習を進めやすいのが大きな特徴です。不登校経験のある生徒、転編入を希望する生徒、専門分野の学習に集中したい生徒など、多様な背景の生徒が学んでいます。

出典:文部科学省「学校基本調査」より作成
文部科学省のデータによると、通信制高校の生徒数は近年右肩上がりの増加傾向が続いています。少子化で高校生全体の数が減少する中、現在では「高校生全体の約15人に1人」が通信制高校で学んでいると言われています。

レポート・スクーリング・試験の組み合わせで学習が進みます
通信制高校の学習は、主に「添削指導(レポート)」「面接指導(スクーリング)」「メディア学習」「試験」の4つの要素で進みます。「家で全部完結する学校」ではなく、一定の登校や評価が必ずあります。
卒業資格そのものは、全日制や定時制と同じ「高等学校卒業資格」です。修業年限は「3年以上」で、卒業に必要な修得単位数は「74単位以上」です。自分のペースで進めやすい一方で、レポート提出やスクーリングを計画的に進めることが大切です。

全日制との一番大きな違いは、「毎日登校して時間割どおりに授業を受ける」ことが前提ではない点です。また、都道府県をまたいで生徒募集を行う「広域通信制高校」もあり、幅広い選択肢から学校を選ぶことができます。